京都竹カフェ|京都竹カフェのメンバー紹介

京都竹カフェ 放置竹林対策にかかるプラットフォーム

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京都竹カフェのメンバーを初めとする、竹に関わる方々の声を集めました! (編集中:7/8/'16)


藤井透先生 同志社大学教授 [同志社大学 理工学部 構造工学研究室]

Q、竹の研究を始めたきっかけはなんですか?

私の大学の周りには、竹林がたくさんありますよね。
昔、通勤時にふと「竹は台風に強いな。」と頭に浮んだのです。私は、構造力学や複合材料工学などの研究をしています。竹のミクロの構造が繊維のそれと似ていることに気づきました。これは様々な可能性に満ちていると感じました。また、重くて強い素材は鉄を始めとしてたくさんありますが竹は軽くて強い。この魅力が全てのきっかけですね。


Q、研究を始めてどんなことがわかってきましたか?

まず、竹に関する研究をしている人がいなかったこと。
そして繊維について私が強い興味を持っていたことで竹の魅力がどんどん見えてきました。例えば、ガラスの代わりに竹が使えないのかと研究を始めました。実は20年前まではインドでこの研究に取り組まれていたました。しかし、ガラス繊維自体が時代とともに安くなり、研究自体が途絶えてしまいました。進めて行くうちに生分解性樹脂を竹繊維由来で作れないか、そこから環境に優しい繊維が作り出せないかと課題が多方面に広がってきました。


Q、将来はどんな風に変化していくでしょうか?

1996年頃から今まで竹の利活用について様々な研究に取り組んできました。
そして「地球温暖化」などの問題があらわになり、時代も刻々と変化していました。時代の変化と私の研究の方向性が少しずつ重なってきていたようです。そんな節に「放置竹林」が増大。竹という素材に注目していた私にとってこれは追い風になりましたね。企業や行政と協力して竹繊維を利用したスピーカーなども出来上がりましたよ。このように需要もこれから増えてくるでしょう。竹もうまく利用してやれば、様々なことに使える。きっとこれからも伸びていく素材でしょうね。

取材: 2011年8月 大河(立大1)・田中(橘大2)/(学生インターン)
竹カフェ事務局 森